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嘘をつかずに国民を騙す。安倍政権のテクニック。

 

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安倍首相が2012年末に政権を取ってから、はや7年が経ちました。その間さまざまな改革がなされて来ましたが、さっぱり国民生活は改善していません。普通これだけ停滞していたら政権交代しても良さそうなものですが、さっぱりその気配すらありません。これはなぜなのでしょうか?

いくつか理由はあると思うのですが、今回取り上げたいのは「安倍政権が実に巧妙に国民を騙すテクニックを用いている」ということです。

そのテクニックは大きく分けて次の2つです。

1.  “聞く聞く”詐欺

2.  統計マジック詐欺

では、それぞれを詳しく見てみましょう。

 

[目次]

 

 

安倍政権のお家芸 “聞く聞く”詐欺とは?

まずひとつ目がこの「聞く聞く詐欺」。

つい先日の念頭訓示式で菅官房長官でも使われていました手法です。

上記記事にある通り菅官房長官はこのように述べたそうです。

「今年も謙虚に国民の声に耳を傾けながら、それぞれの政策課題に1つ1つ成果を出していただきたい」

はい。出ました(笑)。

「謙虚に国民の声に耳を傾けながら」。

これです。毎回言葉は違うのですが安倍政権の閣僚は、何かあるとみんな

 

「国民の意見に真摯に向き合う」

「国民の声をしっかりと受け止める」

 

などと、“国民に寄り添う感”を演出する言葉を発します。

・・・が、ズバリ言わせていただきますと

「声を聞くだけの簡単な仕事ならバイトで良いんだわwww政治家の仕事じゃねーwww」

政治家の仕事というのは国民の声を政治や政策に反映させることです。声を聞くだけじゃ駄目なんですよ。恐らく安倍政権の人たちはそれは分かっています。分かった上で敢えてこういう言葉を使っているのです。では、なぜそのような言葉を使うのでしょうか?

理由は簡単で、

「声を聞くと言っておけば、どのような政策を出されても国民は文句を言わない (=国会で過半数を占めているので言いようがない)ことを理解しているから」

です。

言い換えれば「声を聞くは言ったが、それを政策に反映させるとは一言も言ってない。声を聞くとさえ言っておけば支持してくれるんだから、お前らチョロすぎww」と国民はバカにされている訳です。

とは言え、別に安倍政権は嘘をついているわけではありません。「意見を聞くことと、それを方針に反映させることは別次元の話」というだけの話。それにまんまと国民が騙されているのです。

 

統計マジック詐欺とは?

もう一つの安倍政権の詐欺テクニック。それが統計操作です。

 下の記事は西日本新聞の記事を拝借しています。

 GDPというのは国内総生産 (Gross Domestic Product)の略です。一年間に国内で生産されたモノやサービスの量を金額で表したもので、これを見ると国家の経済規模が拡大しているのか、停滞しているのかが分かります。

上記の記事にある通り安倍政権は、2015年当時500兆円程度だったこの名目GDPを「2020年には600兆円に引き上げる」という目標を掲げました。それが2019年7~9月期は559兆円に達しています。この数字だけ見ると

「安倍政権は順調に目標を達成している。」

 「日本の景気は良くなっているんじゃないか。」

と勘違いしてしまいそうになります。

・・・が、そこが安倍政権の巧妙なところ。

実は、GDPの算出方法そのものを変更することで、約30兆円も“かさ上げ”を行っているのです。この操作自体は安倍政権も認めています。

 安倍政権はかさ上げすることが目的ではなく、国際基準に合わせただけだと言っていますが、それだったら2015年当時のGDPも新基準で計算し直すべきだし、「2020年には600兆円にする」という目標も変更するべきです。

 

安倍政権は嘘はついていない

安倍政権の詐欺テクニック、いかがでしたでしょうか?

いやぁ、素晴らしいですね。本当に。ここまで来ると感心します。

ただ、ここで注意しておかなければならないのは、安倍政権は別に国民に嘘をついているわけではない、ということです。

嘘をついているのではなく“本当のことを言っていない”、あるいは“都合の良い結果が出るように統計を操作している”というだけです。つまり、自分にとって都合が良いようにルール変更を常に行っているわけです。しかし、このようなルール変更は専門家ならまだしも普通に生活している国民には分かりません。専門用語オンパレードの文書を読み解くなどできないし、そんな物を読み込む時間がありません。多くの国民はその弱点をうまく利用されている、というわけです。

 

安倍政権に騙されないために 

では、どうすれば良いのか?

実際問題、専門的な勉強をしたわけでもない人が、安倍政権のブレーンや官僚たちが描いたシナリオを突き崩すことは無理だと思います。ただ、論破することはできなくても「本当にそうなのか?」と疑うことはできます。そして、その疑いを元にネットなどを使って調べることはできます。専門家の論理に打ち勝つ必要はありませんが、疑問を持って考え続けることは誰にでもできるわけです。私は安倍政権のこのような巧妙なテクニックを打ち破るためには、一人でも多くの人が「本当かなぁ?」と考えられる状況を作り出すしかないと思っています。

 

私も別に、私が書いていることが100%正しいなどと言うつもりはありません。でも考えるキッカケ作りくらいにはなるはず。そう信じて細々ながらこのブログを日々更新しているのあります。本当に細々ですがwww

疑問をもって、考えるということはめちゃくちゃ面倒くさいです。でも、それをやらない限りこのまま日本がどんどん後進国化していくのは止められない。それもまた事実なのです。

 

今回も長文を最後までお読み頂き有難うございました😆