Dive Into The World

話題のニュースがどんな意味を持つのかを分かりやすく解説。普通の人たちと専門家をつなげるようなブログを目指します。

人手不足を解消する良い規制緩和と悪い規制緩和

さてさて今日から3月がスタートしますね。平成最後の3月!(笑)

そしてあと2ヶ月弱で10連休・・・あるいは人によってはそれ以上となる超大型連休がやってきます。みなさん、お出かけの予定はもう立てられましたでしょうか?

とは言え、既にニュースでもチラホラ見かけるように、皆がみんな大型連休となるわけではありません。医療機関や保育所、銀行、あるいは消防署や救急車など、文字通りの連休を取れない方々もいらっしゃいます。

 

そんな中、私達の生活にとっても重要なとある業界も、この連休の影響が大きいようです。それは運送業です。

既に日本郵政は4月27日、5月2日にも営業を行うことで長期間運送が滞ることを避けることを発表しています。

 

連休で実感する運送業の重要性

某外資系ECサイトなどの登場で一時「運賃無料が当たり前」になり、私達の感覚も麻痺しているところがありますが、この運送業というのは本当に大変ですし、私達の生活に直結しています。

普段高速道路なんかでトラックが夜中に何台も走っていると、なかなか圧迫感があって怖いなーと思うこともありますが、そのような夜中に走る「トラック運転手」のお陰で私達の生活が成り立っているのです。

 

でも、この人手不足の世の中そのようなトラック運転手を確保するのも大変。ましてや、今回のような大型連休があると「自分はたっぷり休むけど、ネットで買った物はなるべく早く届けてね!」などと、不届きなことを考えてしまう人も多いのではないでしょうか(私もその一人かもしれませんが・・・)。

 

とは言え、やはり運転手の方にも休んで欲しいと思う反面、荷物が早く届いて欲しい!と願うのも人の性です。そんな私達のわがままに応えてくれる技術がいよいよ現実の物になりそうです。

 

それが自動運転トラック!!

 

自動隊列走行で輸送力が3倍に!

豊田通商が日本政府と共同して進めているこの事業ですが、最大で3台の車両が隊列を組んで、車間距離約10メートルを維持しながら最高時速70キロメートルで走行します。後続車には現在のところ一応人が乗ることになっているものの(恐らく技術的な問題よりも法律的な問題の方が大きいのではないかと)、直接的には運転には関与しません。しかも車線変更まで自動追尾するという優れものです! すごい!!

 

2022年の事業化を目指すということですので、まぁ今年のGWには間に合いませんが・・・(笑)。

 

それでもこれからも進行する人手不足を埋め、生産性を高める絶好の技術だと思います。何と言っても界王拳3倍! ・・・ならぬ輸送力3倍ですからね。

 

規制緩和をするべき分野とするべきではない分野の見極め

基本的に私は「規制なんてどんどん緩和して、自由競争にさせた方が良いんだ」という考え方を手放しで賛同するつもりはありません。 

なぜなら「規制」という言葉を使うと"悪いこと"のように思われますが、食料の安全規制など私達の生活を守るための良い規制もあるからです。「規制なら何でも撤廃すれば良い」という単純な物ではなく、規制があることにはそれなりの理由があるのです。

 

ただ、もちろん時代の状況に合わせて緩和、撤廃すべき規制もあると思います。

今回取り上げた隊列走行もその一つでしょう。

現時点では自動追尾システム的なものであって、あくまで自動運転ではないものの、現在の法律や規制では3台のトラックが隊列を組んで、しかも後続車が運転をしない車両が公道を走るということは想定されていません。

この技術が現実的に運用される2022年までの間に適切な法改正が必要となるでしょう。

 

しかし、それによって生産性が数倍に上がることは間違いありません。そして生産性の向上とは私達の生活を豊かにするための重要な要素の一つです。逆にこのような投資をせずに"安い外国人労働者を運転手として雇う"などということになったら、賃金の低下とそれに伴うサービスの低下も免れないでしょう。

それは短期的な経営的利益にとっては良いかもしれませんが、私達の社会にとっては不幸な未来につながる可能性が非常に高いものです。

 

2022年と言わず、少しでも早くこのような技術が実現可能となるための"適正な規制緩和”は是非とも迅速に進めて欲しいものです。

 

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆