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森永卓郎氏が斬る!平成の衰退の原因とは何か?

 モリタクこと森永卓郎。61歳。

その一風変わった言動や風貌から「オタク評論家」的な立場でメディアに出ることが多いですが、さすがに昔の経済産業省の官僚だっただけあって、経済評論に関してはやはり相当キレキレです。

そんな森永卓郎氏が平成最後の年ということで、この「平成」という時代の経済を振り返るインタビュー記事が掲載されていました。

 


インタビュー後半部分に関しては、正直あまり賛同できない部分も多いのですが、平成に入ってからこの30年間で日本経済がどれだけひどい目にあって来たか、またその原因については、かなり的確に評論されています。

記事が大分長いのでここで全て紹介することはできませんが、森永氏が述べていることの中で私が一番重要だと思うのはこれです。

 

平成の30年間で日本経済規模が世界に占める割合は3分の1にまで低下した。 

これは日本の経済成長率が他の国に比べ信じられないほど低かったためで、中国のような極端な成長を遂げた国とは違う普通の国のレベルで成長していれば、私達の所得は30年前の3倍になっていてもおかしくないということを意味します。

もちろん物価も上昇するのですから実質的な所得が単純に3倍に言えるかは別ですが、少なくとも今のような貧困化はなかったでしょう。

 

しかも恐ろしいことに、もし各国の「成長率」が今後も当面維持されると考えれば、日本経済の世界経済に占めるシェアは50年後には、約0.4%にまで激減します。

ちなみに、京都大学の藤井聡先生の研究によると、その頃の日本のGDPは、名目値で319兆円。今のおおよそ6割くらいの水準です。

つまり、皆さんの給料が、50年後には今からおおよそ4割くらい安くなります。

それは例えば、500万稼いでいる人は、300万円くらいの稼ぎになってしまうということです。

 

停滞の原因となったのは消費税

そしてこの成長率が停滞した原因の1つが消費税です。

消費税が導入されたのが平成元年。それが5%に増税されたのが1997年。それ以来日本人の実質賃金は150万円も下がっているのです。

日本という国で暮らしていると、みんなが少しずつ貧乏になっているのでその貧困化具合を実感することがあまりありません。

 

あれですよ。

同じ年代の友達でもしょっちゅう会っているとそんなに変わったように見えませんが、10年振りとかに会うと「えらい変わったな〜」と思うことありますよね。あれと同じです。

 

とは言え、実際には森永氏が言うように世界の他の国が成長しているに対して、日本だけがほとんど成長していないため、他の国に比べて貧困化が進んでいます。これは紛れもない事実です。しかも、このような状態で今年の10月には消費増税を実施しようとしている・・・・狂気の沙汰としか言いようがありません。

安倍政権が消費増税を実施するか延期するかの判断まで、まだわずかですが時間があります。その間に一人でも多くの人が消費増税に反対する意思を示すことが、この平成の惨事を繰り返さないことへの大事な一歩になります。

別にデモ行進しろとか、知り合いの議員に掛け合えとか、そんなことまでする必要はありません。SNSに投稿するでも、シェアするでも、イイねするでも何でも良い。自分が手の届く範囲で何かをやらなければ、このまま貧困化することを止めることはできない。

一人でも多くの人が何か一つでも行動を起こしてくれることを祈りつつ、私にもできることを探して行きたいと思います。

 

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆