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人手不足 → 移民受け入れ拡大は、バカボンのパパ並の三段論法だ。

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今日の昼のニュースで聞いて驚いたのですが、入管法改正について自民党公明党の幹事長が会談をしたようです。

 

 

驚いたのはこの部分

 

会談に同席した自民党森山裕国対委員長は、記者団に対し「参院の審議時間も考えなければならないので、何としても16日には改正案を審議入りさせたい」と強調した。

 

アホか!!!

いや、知ってはいたけど

やっぱりアホか!!!

 

今後100年以上に渡る日本の国のあり方に影響を与える重要な案件を、今国会中に成立させたいから16日には何としても審議開始したいだそうです。知ってはいましたが「入管法改正を成立させること」が結論として決まっており、全てはそのスケジュールのために動いているのです。

 

そして、なぜ入管法改正を行い移民受け入れ拡大をするかと言えば、ただ馬鹿みたいに何も考えず

 

「え? だって民間企業が人手不足で困ってるんでしょ? だったら海外から人いれれば良いじゃん。」

 

と信じているだけ。

 

人手不足で民間企業が困っているのだ。

日本は人口が減っているのだ。

だから海外から人を雇えば良いのだ。

 

というバカボンのパパ並の三段論法程度の理解しかない。情けないことにこれが日本を代表する国会議員の低レベルさなのです。

 

資本主義とは、その名の通り資本を投資し、技術革新によって単位資本当たりの生産性を向上させることで経済発展を促す経済モデルです。生産性向上も促進せずに足りない人間を別のところから買ってきて充てがう。それは資本主義成立以前の中世の時代に逆戻りする政策に他なりません。

※もちろん資本主義も国民の生活を豊かにするために、現時点で考えられる現実的で実際的な方法であるからそれが採用されているだけで、資本主義自体が正義とか悪とかではありません。

 

私は何も移民受け入れ政策が資本主義という正義に反しているから、とかいう理由で反対しているのではありません。

本来生産性の向上が行われれば、国民の富の集合であるGDPも上がって行き、日本国民の生活も豊かになる。そして、その稼ぎ出したGDPを原資にすることで、安全保障の向上ははもちろん、国際的な地位を高め発言力を増していくことができる。

それが移民受け入れによって安い労働力を使用することにより、生産性向上のための投資を行わずとも、企業は現在の利益を確保することができます。また、そうなるとわざわざ高い日本人労働者を雇う必要もなくなるため、日本人に支払われるべき賃金が移民に流れることになります。

それは間違いなく日本人労働者の貧困化を促進する一方、雇用主の利益を確保することで社会の格差拡大に繋がります。

そして、その格差拡大が社会の不安定化を生み出していくことは、今われわれはアメリカの内情によって実際に目にしているのです。

 

それにも関わらず、国会議員は

 

人手不足で民間企業が困っているのだ。

日本は人口が減っているのだ。

だから海外から人を雇えば良いのだ。

 

という低レベルな三段論法によって、この政策を進めようとしているのです。

本気でそのような話を信じているのであれば、その人達は資本主義社会というものが何なのかを根本的に理解していないのです。そのような国家が、「ザ・資本主義国家」とも言えるアメリカと「共通の価値を有している」などと言うのは片腹痛いとしか言いようがありません。

 

人手不足の時代に本来やるべきは、生産性の向上のための投資であり、それ以外はあり得ません。そして、海外からの移民受け入れ拡大は国民の貧困化を促進し、社会の不安定化を引き起こす。

したがって「審議入り」を目的にすること自体が根本的に間違っているのだということを、国会議員にはもう一度考え直して欲しいと切に願います。

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆