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医者の技術と責任まで無償で引き出そうとする東京オリンピックの病

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 以前の投稿で、ボランティアの名目で若者の労働力を無料で活用しようとするオリンピック組織委員会を批判しました。


 と思ったら、今度は選手や参加者の命を預かる医者まで無料で活用としていたようです。

 


記事によると、高尾美穂氏というスポーツドクターのところの東京オリンピック組織委員会から東京オリンピックへの参加要請が届いたとのこと。

ところが・・・

産婦人科医で婦人科スポーツドクターの高尾美穂氏は、東京五輪でのスポーツドクターの依頼がきたことを29日にTwitterで報告。しかし、その報酬は「案の定 無償」だったとして、「本気でこれでいいのか?これでは日本スポーツ界は変わっていかない」と疑問を呈している。医師としてのスタンスについて、「好きな人が好きなことやってるんだからいいでしょ?じゃない、資格持って責任持ってする仕事なんだよ」と語っている。

 

 前回取り上げたような学生ならまだしも(いや、それも十分駄目なんですが)、今度は人の命を預かる医者にまでボランティア活動を求めたとのことです。

 

そもそもボランティアの語源はラテン語のvolutasであり、「自ら進んで」という意味です。

つまり自分から志願することであり、誰かに依頼されて行うものではありません。

ましてや、それが東京オリンピック組織委員会のような公的機関に近い団体であれば、強要だと言われても何も言い返せないでしょう。

 

引用記事の後略部にも書いてありますが、今回の場合、応急手当てセットを所持して会場を巡回するファーストレスポンダーとして従事するケースもあるようです。

だとすると、場合によっては正に人の生死に関わるような時も十分考えられます。

そのような責任のある仕事を無償で行わせようとは…正気の沙汰とは思えません。

医者の善意ややる気につけ込んで、対価を支払わずに責任を負わせるような所業は決して行ってはならないのです。

 

そもそもオリンピックとは何のために開催するのか。

国威発揚、日本の国際的地位の向上、スポーツ界の振興などさまざまな目的があるでしょうし、恐らくそれはどれも間違ってはいないはずです。

ただ、重要な側面の一つは経済振興という側面です。

数年前に大揉めに揉めたオリンピック会場の建設はもちろん、開催に必要な機材や関連施設の建設など相当な金額がオリンピック関連で使用されることになります。

その源泉は基本的には国民の税金です(都民の税金も込み)。

 

もちろん、だからと言って「無駄な金を使うな」と言うつもりはありません。

むしろ私は「ガンガン使え」と考えます。

今の日本の不況の原因は需要不足、投資先不足ですから、必要なお金はけちらずにガンガン使えば良いのです(誰かのポケットに入るだけのような無駄な出費は駄目ですが)。

 

だから、人件費もガンガン使えば良いのです。

医者にもガンガン払って潤わせれば良い(できれば貯めずに使わせるようにしなければなりませんが、そこは方法論の話なのでまた別の議論で)。

 

それをわざわざボランティアにするという考え方自体が、そもそも間違っているのです。

 

 

以上のことを一言でまとめて言えば・・・

 

オリンピック。

やると決めたらケチ臭いことしてんじゃねーーー!!!

 

というところでしょうか(笑)。

 

今回も長文を最後までお読み頂きありがとうございました😆